1月から2月にかけて、休日にも関わらず児童英検の試験対策講座を受けにたくさんの生徒がきてくれています。N English Clubで採用しているJAPEC児童英検はリスニングテストとスピーキングテストの二つに分かれています。級は6級から1級まで、数字が小さくなるにつれて難しくなっていきます。
みなさんがよくご存じの実用英検5級や4級と少し違うのは、リスニングテストとスピーキングテストの両方が定められた点数に達する必要があり、どちらかが基準点をクリアできない場合は試験に合格することができないという仕組みになっています。
極端な話で言うと、リスニングテストで満点を取ることができてもスピーキングテストの点数が基準点に満たない場合は、残念ながら不合格となってしまいます。逆に、スピーキングテストが満点であってもリスニングテストの点数が足りないと合格はできません。。。今回は《リスニングテスト編》として書いてみます。
リスニングテストで毎年思うことですが、通常レッスンの宿題である「テキストのCDを聞いて言えるまで練習すること」をがんばってくれている子は、よく聞き取れていて「この単語が聞こえて、こんな風に言っていたから」となぜこの答えを選んだのか説明できたりします。
もちろん、試験にはまだ習っていない単語も出てくるのですが、その知らない1語にこだわるのではなく会話文やお話の全体を聞いて、英語を理解し答えにつなげているんです。頭の中で英語を聞いたときにイメージができているからこそ、正解の絵に結び付くのではないかと思います。これは、普段から英語を聞くという習慣ができていないと難しいです。試験前に焦ってリスニングを鍛えようとするよりも、コツコツと毎日1分でも英語を聞くということを習慣化できるように講師としては促していきたいですね。
講座の際は「テキストで出てきた単語や文章だね」と、できるだけ普段のレッスンで使っているテキストと関連させて話をしています。そうすれば、また記憶に残りやすくなり忘れにくくなるかと思います。習ったときには覚えていても、時がたてば忘れてしまうことはもちろんありますので、このようにJAPEC児童英検を通して復習できる機会を持てることはとても良いですね♪
ちなみにこのJAPEC児童英検は、3~4行くらいの会話文からなる実用英検のリスニングテストと比べて格段に文章量が多く難しいと私は思います。どちらかと言うと、TOEICのリスニングパートに出てくる形式かなと思います。
特に、みんなが苦労する1級リスニングテストの中の<もんだい8>は、10行以上からなる英語の文章のお話を一気に聞いて、あとで質問される問題に答えなくてはいけません。先に質問文を聞くことができるわけではないので、相当集中して聞いておかないとあとの質問に答えられないというなかなかハードな問題です。問題用紙のイラストを見ながら聞こえた英語をすべてイメージして記憶するしかないです。選択肢も音声で流されるので、少しでも聞き逃してしまうと正解を導き出せなくなってしまいます。
実は、この<もんだい8>の前に出題される<もんだい7>では、1分以上の英文を聞いて当てはまる絵を5つ選ばなくてはいけないので、このリスニングテストが終わった後のみんなの疲弊感がすごいです。。みんな本当によく頑張ってくれていますね♡
JAPEC児童英検対策ースピーキングテスト編も書きました♪