ウナギ文ー’I am an eel.’にならないために

みなさんは、’ウナギ文’と’こんにゃく文’を聞いたことがありますか?ちょっと調べてみたのでシェアします。

 

★ウナギ文

ある男2人がどんぶり屋さんに行きました。

男A「ぼくは、かつ丼にします。男Bさんは?」

男B「おれは、うなぎだ。」

これは、決して’I am an eel.’(おれは、うなぎです。)と男Bが正体を告白しているわけではありません(笑)

「おれは、うなぎを食べる・うなぎに決めた」という風に動詞が抜けているのです。

 

★こんにゃく文

「こんにゃくは、太らない」

これは、決して’こんにゃく自体がぶくぶくと太らない。’ということを言っているのではなく、

「こんにゃくは食べても、太らない」ということが言いたいのです。

日本語を話しているときに、無意識のうちにそういった動詞が抜けていることはよくあります。日本語ネイティブ同士だからこそ会話が成り立つのでしょうね。

 

こういう光景って本当によくありますよね。

例えば、自動販売機で飲み物を買う時に
「私は、コーラ」 = I am Cola.
「じゃあ、ぼくはオレンジジュース」  = I am Orange juice.

とかね(笑)

 

英語を使うときに置き換えてみます。

日本語の文章を英語に訳す前に、まずは「自分が伝えたいことは何なのか」を考え、それを極力シンプルで短い日本語にすることが大事だと思います。

上の「おれは、うなぎだ。」の文章は、「食べる」「決める」「注文する」の動詞を入れることによって

「I’ll have the eel.」
「I’ll get the eel.」

と英訳することができます。日本語だけ見て訳してしまうと、’I am an eel.’ と言ってしまうかもしれませんね。

「こんにゃくは、太らない」の場合も、「こんにゃくは、いくら食べても太らない」として動詞を補います。

「 No matter how much you eat konjak, you don’t get fat.」となります。

このように英語を使うときには、特に動詞に気をつけて自分が伝えたいことを意識する必要があると思います。

 

(※追記)とは言っても、英語を話すときにこんな風に日本語に訳していたら混乱したり、時間がかかってスムーズに会話が続かなくなってしまいますよね💦動詞を意識することを心がけて、英語は英語のまま表現できる練習が必要です。こちらに書いていますので、よろしければご覧ください。「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」ー2019年新年の抱負