子どもたち中心のレッスンにするにはー英語の発話を促す

朝と夜は涼しくなってやっと秋の気配を感じられるようになりました!秋といえば《食欲の秋》ですね
ただの偶然ですが笑、このクラスのテキストではたくさんの食べ物がでてきていたので紹介したいと思います。

N English Clubでは、アプリコット出版のテキストを使用しています。テキストの中には、コミュニケーション活動として、生徒自身が英語を話さないと解決できない課題があります。具体的には、

インフォメーションギャップーAが知っている情報をBが知らない場合(逆も然り)、お互いから情報を引き出し、課題を解決するために英語を話します。

特にこの『インフォメーションギャップ』と呼ばれる活動は、子どもたちの

「聞きたい!(答えを我先に当てたい)」
「伝えたい(答えを当ててもらいたい、もしくは、なんとかして当てられないようにしているかもですが?!)」

という気持ちを刺激するので、発話がどんどん生まれます(^ ^)

今回は、お腹が空いたという前提で10個の食べ物の中から自分が食べたいものを4個選び、それを相手に見られないようにテキストに色塗りをし、4個すべて予想し合いっこをしました。質問は、やみくもに質問することを防ぐため4回まで可能です。

質問する側の必要な英語
Do you want ice cream /pizza/ fried chicken?など既習の食べ物の語彙 

質問される側の必要な英語
Yes, please./ No, thank you. のどちらかで答えます。

①自分が食べたいものを選ぶ
②それをお友達に問題を出して当ててもらう

とっても単純な活動ではあるのですが、このような『インフォメーションギャップ』のレッスンを組んでおくと子どもたちが中心となってイキイキと英語を話している姿が見られます。講師は必要な時はヘルプを出しますが、その他は徹底して見守ります。子どもたちから英語を話す機会を奪わないように気をつけています。

ちなみに、質問が4回終わったら(すべて当てられても当てられなくてもどちらでもOK、発話を促すことが目的なので)自己表現活動としてみんなの前で発表もしてもらいました。あらかじめ色塗りをしていたのですぐに発表できますね。

I want fried chicken, pancakes, pizza and ice cream.

このような自己表現活動を小さい時から繰り返すことが自分の意見を言う練習となります。答えが一つではないので、正解、不正解もありません。I’m right. You’re right, too.(私は正しい、あなたも正しい) の考えに基づいています。