英語で指示を出しあおう!

みなさんはTPR(Total Physical Response全身反応教授法)という言葉を聞いたことがありますか?
TPRとは、英語での指示に対してきちんと反応し正しく動作ができるかという英語のレッスンではおなじみの教授法です。遊びを混ぜながらも子どもたちの聞く力や理解力を講師自身がチェックすることもできます。

たとえば、簡単なものだと
Stand up.
Turn around.
Walk! Run! Jump!

などの英語を聞いて指示通りに体を動かします。

今回のレッスンでは下記のようなターゲットの文章でTPRレッスンを行ないました。

Take out your textbook. (テキストを取り出して)
Open it to page ○○.   (○○ページを開いて)

英語での指示を聞いて正確なページを開けられるかどうかを確認します。このとき「誰が一番早くテキストを開けられるかな~?」とぼそっと言うとみんなやる気になります(笑)
まずは講師が指示を出します。早く開けられた子は次に先生役となり指示を出す側に回ります。テキストはおおよそ70ページほどありますので以前習った100までの数字をきちんと英語で言えることも必要になってきますね。
ちなみに”Open it to page”のあとにためてから数字を言うのもありです。(わたしは基本ためてから言います(笑))数字が分かっても意外とすぐにページを開けなかったりもします。誰が一番になるかは最後まで分からないのでそこがまた面白いですよね。

これ、楽しいね」 
「もう1回やりたい!」

という声もたくさん聞こえてきましたよ♪ただ指示に従って動作を行うだけではなく、習った英語は使えるようになってほしいので生徒側が指示を出す側に必ず回ることが大切です。
まだ習っていないページのイラストを見て「これ楽しそう!」「イラストのこの子面白い(笑)」などいろんな意見が出てきたのも良かったです。こんな風にイラストをじっくりと見てお友達と感想を言い合えることでさらにテキストに愛着がわけばいいなと思います。

この活動は生徒全員ができるまで何回も何回も行いますので、生徒はターゲットの文章を繰り返し聞いて実際に自分でも使っています。基本はレッスンで行なったところがその日の宿題となりますので宿題をすることがラクになります。そしてお家で宿題をやることで定着にも繋がるんですよ♪