ホストファミリーとしての心構え

先日、今回の留学生で受入れが20人目というホストファミリーの方とお話をしました。過去にたくさんの国から色々な人種の方を受入れされてきているので、話を聞いているととても面白かったです。

日本語が堪能な子がいれば、全く日本語を話せない子、食事量に限りがなく食べ続ける子や偏食の子、夜だけたくさん食べる子、門限を守らない子もいれば、部活などに参加せず家にこもる子、おしゃべりが止まらない子や口数が少なく物静かな子、料理をふるまってくれる子もいれば、食べることが専門な子、お手伝いを全くせずに、ただ遊びに連れて行ってとせがむ子(笑)など、留学生と言えども一人の人間なのでいろいろです。また、日本に留学に来る理由や年齢もさまざまなので、留学生を預かるということは、ただ楽しいだけではないということを改めて感じました。

うちに来る留学生は、比較的おとなしい子が多いのであまり今まで苦労することはなかったのですが、どんな留学生が来ても大丈夫なように心づもりをしておかなくちゃいけないなと話を聞いてヒシヒシと感じました。

★ホストファミリーとして知っておきたいこと

・こちらが我慢するのではなく、言いたいことはハッキリ言う
・前もって守ってほしいことはキチンと言っておく
・楽しいことばかりではないことを理解しておく
・異文化を受け止める
・作った食事を残しても、笑い飛ばすくらいの気持ちでいく

日本人の、言わなくても伝わるという’以心伝心’は英語にすると’telepathyテレパシー’ですから、日本人はなにか特殊な能力でも持っているように感じてしまいますよね。外国の方からすると、言わなくては伝わらないし、分からないので、言いたいことはハッキリと言う方がお互いにストレスがなく過ごすことができます。

小さいときからいつも留学生が家にいるという環境で育ったその家庭のお子さんは、外国の人に対して全く抵抗がないことが分かります。うちの留学生を遊びに連れ出してくれたり、他の留学生も含めてお泊り会も開催してくれました。外国の人と接することが特別なことではなく、当たり前のようになっているようでした。
また、興味深かったのが、もし自分がホームステイをすることになったら、「ステイ先ではこういう風にしよう」とか「ホストファミリーとこんな風に接してみよう!」なんて留学生を見ながら考えているとのことです。近くで自分のお母さんが、時には留学生に注意したり怒ったりしているところを見ているからでしょうね。とてもお母さん思いの気遣いのできるお子さんでしたので素晴らしかったです♪

>>>私はホストファミリーとしてこちらの団体に登録をしています。
ホストファミリーになりませんか?