実は少しずつレッスンで意識していること

ここ最近ブログもインスタも更新できていませんが^^; 今日は最近ちょっと気になったお話をみなさんにシェアしたいと思います。

ずいぶん昔に、あるサイトでその文章というかクイズを初めて読んだ時に解けなかったことがあったのですが、つい先日そのクイズに偶然遭遇する機会がありました。今回はいとも簡単に解けた上に(印象的で答えを覚えていたのかもしれませんが?!)もしかするともう一つ答えがあるかもなんて思ったりもしたんです。前置きが長くなりましたが、画像元がどこかわからないのでタイピングしてみますね。

<問題>

父親が一人息子を連れてドライブに出かけました。
ところがその途中で父親がハンドル操作を誤り大きな交通事故を起こしてしまいました。
父親は即死、息子は意識不明の重体になりすぐに救急車で病院に運ばれました。
幸運にも天才外科医との呼び声の高い、その病院の院長が直々に手術することになりました。助手や看護師を従えて手術室に入り手術台に寝かされた子供を見るなり、院長は

「私の息子、、、」と嘆き悲しみました。

さて、これはどういうことなのか登場人物の関係性を教えてください。

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みなさんこれはどういうことか分かりますか?父親は交通事故で即死しているはず、そして息子は一人息子、院長が「私の息子」と言った。

ドライブしていたのは誘拐犯、院長は離婚した父親やおじいちゃんなど。。。。

答えが気になりますか?笑ヒントは、「天才外科医との呼び声の高い院長」ここに注目すると答えが出てくるかもしれませんね!

性別書いていません、、、よね?「天才外科医との呼び声の高い院長」と聞いて想像した人物は男性ですか?女性ですか?なんとなく男性を想像した方が多かったかもしれません。(私も初めて読んだときはそうでした!)これを聞いて、女性だとイメージがつけば答えは簡単ですね。「天才外科医との呼び声の高い院長」=息子のお母さん ということになります。もう一通りの答えとしては、ご時世的に同性婚な場合もありますから「天才外科医との呼び声の高い院長」=男性(もう一人の父親)ということもあります。

当時、自分のジェンダー観点が甘かったというか、固定観念に囚われてしまいなかなか答えが捻り出せないことに自分で衝撃を受けた覚えがあります。いろいろと海外で学んだことも多かったのと、多様性や相手の異なる価値観や文化を受け入れてきたつもりだったので、ショックを受けました。
そんなわけでレッスンでも少しずつ意識しているのが、色の使い方。例えば、「女の子の洋服=ピンク」や「男の子の洋服=ブルー」のイメージを固定しないように「何色を使っても良いんだよ!」ということを見せるように気をつけています。私の時代は特に小さいころから「女の子=ピンク」が一般的で、今から考えると刷り込まれているような気がしますね。当時は特に疑問に思ったこともなかったですが、、、💦
ちなみにN English Clubで使用しているアプリコット社の教材では、消防士のお母さんとタクシードライバーのお父さんという夫婦がでてきたりします♪ 「女の子だからこの職業」や「男の子だからこの職業」というのはもう古い考え方だったりしますね。また、新版のテキストにはジェンダーの観点から服装を男女兼用にしたそうとのことですよー!